大阪府学校医会は大阪府学校保健会の一部会であり、学校保健を考える学校医の集まりとして、昭和26年に産声を上げました。その中から大阪私立学校校医会、大阪府立学校校医会が立ち上がってきました。
昭和51年には大阪府医師会の中に学校医部会が設立され、様々な学校保健の課題を大阪府内全域で連携し、考える基盤が作られました。現在は大阪府医師会会長が当会顧問、大阪府医師会学校医部会会長が当会名誉会長を務められています。政令指定都市の教育委員会、学校保健会は独立しているため、大阪市、堺市は独自に学校保健会がありますが、学校医は大阪府医師会に所属することで活動を共にしています。
全世界を未曾有の災害に巻き込んだ新型コロナウイルス感染症は教育現場にも大きな深い影を落としました。平時より地域医療に関わる学校医先生方には、コロナ禍に於いて一層のお働きを頂いている事、深く感謝申し上げます。
その中で令和3年に大阪府学校医会が創立70周年を迎えましたことは、私たちに今後も多くの課題が課せられていることを役員もとより会員一同強く認識いたしております。
未来への最も大きな力は教育です。未来を支える児童生徒がコロナ禍、そして今後に続く様々な困難を乗り越える力をつけるため、私たち学校医は健康・医療の面からしっかり子ども達を支えて行く所存です。今後共、大阪府学校医会の活動にご協力頂きますよう宜しくお願い致します。
大阪府学校医会 会長
森口 久子